セレン
概要
セレンは別名「セレニウム」とも呼ばれています。
セレンは体内にごくわずかしか存在しない必須元素です。酵素の構成成分として、抗酸化に働きます。
多く含まれる食品
食品名 | 成分量 100gあたりμg |
マガレイ | 110μg |
クロマグロ(赤身) | 110μg |
カツオ | 100μg |
アマダイ | 75μg |
豚レバー | 67μg |
パスタ類(乾) | 63μg |
マイワシ | 48μg |
カキ | 46μg |
期待される効果
酸化を防ぐ
セレンは主に酸化を防ぐのに働き、老化や動脈硬化の予防に役立っています。
特に注目されるのは、グルタチオンペルオキシダーゼとう酵素の構成成分であることです。
グルタチオンペルオキシダーゼは、過酸化水素やヒドロペルオキシドという活性酸素を分解することで抗酸化作用を示しますが、その活性はセレンに左右されます。
引用文献
日本人の食事摂取基準(2020年版) 厚生労働省
令和元年国民健康・栄養調査報告 厚生労働省
日本食品標準成分表2020年版(八訂)文部科学省
eJIM 厚生労働省
サプリメント健康辞典 著者/一般社団法人日本サプリメント協会 監修/NPO日本抗加齢協会
栄養素の通になる第5版 食品成分最新ガイド 上西一弘
記事筆者
アンチエイジング・プロ 管理栄養士 SAIKO 管理栄養士の知識を活用して健康食品サプリメントの商品開発を行っています。年間500件以上の食事指導の経験が自慢。・・・もっと詳しく
サプリメントの対応について
対応剤形
- 錠剤(タブレット)〇
- ハードカプセル〇
- ソフトカプセル△
- 顆粒〇
- ドリンク〇
日本の場合は、土壌中に適度にセレンが存在し、米と魚介類を中心に1日100μg程度摂取していると推定されています。
これは推定平均必要量を大きく上まわる量です。
毒性の非常に強いミネラルでもあるため、サプリメントで使用する場合には、セレンの働きや過剰による副作用を理解した上での使用が望ましいです。
1日あたりの摂取目安量
出典:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」厚生労働省
栄養素等表示基準値
28μg
栄養機能食品 東京都福祉保健局